2013年04月13日

Jeremy Renner releases his inner child (USA:2013/01/20)

今年の1月に美月さまからお預かりしていたサンフランシスコ・クロニクル紙のサイト「sfgate.com」に掲載されたインタビューをやっと翻訳する時間ができたので、へっぽこ翻訳で、恐縮ですが、お楽しみください。ちょうど『ヘンゼル&グレーテル』が全米公開される直前のインタビューです。(美月さま、本当にありがとうございます!)

Jeremy Renner releases his inner child (sfgate.com:2013/01/20)

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ジェレミー・レナー 内なる子供を解き放つ

2度のオスカー・ノミネーションを受けている俳優、ジェレミー・レナーは、2013年は大作シリーズに出演する他、これから公開される『ヘンゼル&グレーテル』を含む何本かの単品作品にも出演している。それでもそんな多忙な日々の間を縫って、まだそこかしこで大好きな音楽の作曲をしたり、親友と始めた副業の住宅リフォーム業に携わる時間を持っているようだ。
「今年は邸宅を一軒手がけているんだ」と彼はフォー・シーズンズ・ホテルでのインタビューの間、微笑みを浮かべて語ってくれた。

どうしてそのようなことができるのだろう。それはこの一言に尽きる「流動性」だ。

彼がこれまで一緒に仕事をしてきた監督たちから何を学んだかという問いに、彼は監督と俳優の関係はコラボレーションだと答えた。それから作品のための準備をしすぎないようにしてきたという。

「準備しすぎるとしたら、ほとんどが間違いだったなんてこともある。だから、僕が大切にしているのは、いつでも変われるかどうかということなんだ」

「「変われるかどうか」はクリエイティブ面で素晴らしい言葉だと思う。俳優としても、生きていく上でもだ。撮影現場でも流動性が試されるよ。自分の役の準備をがちがちにキメてきたとしても、ほとんどの場合、うまくいかないんだ。変われるということ、それからそれを監督が許可してくれること、直面している困難を乗り越えること。「これではうまく撮影できない。何かを入れ込まないと」みたいな場合、僕が思うに、才能ある素晴らしい監督たちというのは、常にすぐに答えを見出すんだよね」

レナーは『ヘンゼル&グレーテル』は、「これまで演じてきた強烈なキャラクター(『ザ・タウン』や『ボーン・レガシー』)からの息抜きとして、少し軽い作品に出たいと思っていたからよかった」と語っている。確かに軽快な作品ではあるが、非常に血なまぐさい作品でもある。童話の中のお菓子が好きな兄妹が、魔女の家での出来事のトラウマを乗り越え、怪物たちを狩る賞金稼ぎに成長しているという内容だ。その上、ユニコーンや森の妖精が出てきて助けてくれるなどということもない、現実的なストーリーで、手足が吹っ飛んだり、頭を叩き割るようなシーンの連続だ。

「この映画は、夢のようなおとぎ話のオリジナル版から生まれた、とてもクリエイティブな作品だと思ったよ。そして監督とのコラボレーションが生まれた。それから、グレーテルの自分が演じたヘンゼルの関係に惹かれたんだ。二人は離れ離れになったら、生きていけない兄妹なんだよね」

「だからそういう関係を築けるのにふさわしい女優を探すのがとても重要だった。その点Gemma Artertonに出会えたのは素晴らしいことだった。彼女にとってこの作品は大変だったと思う。アクション映画に主演するのに慣れてなかったからね。でも彼女が学んで輝いてくれる作品になった。僕らはお互いストレートに素を出し合ったんだ。彼女は頭が切れるし、外見もとってもゴージャスだ。とても変われた存在だったよ」

レナーは、また「変われる」という言葉を使った。しかし、もし彼がプロのアスリートだったら、彼のニックネームは「大作シリーズ屋」だろう。

42歳のレナーが注目されたのはインディーズ映画『ジェフリー・ダーマー』(そう、あのジェフリー・ダーマーだ)だった。その後、『ハートロッカー』『ザ・タウン』で2年連続でアカデミー賞にノミネートされることになる。そして今は『アベンジャーズ』『ミッション:インポッシブル』『ボーン・レガシー』という3本の大作シリーズをかかえる俳優である。

残念ながら、今回のインタビューでは、それぞれの映画の進捗状況を聞くことはできなかったが、レナーはこうコメントしている。

「その3本については、まだ何も聞かされてないんだ。たぶんその中では『ミッション:インポッシブル』が一番最初に撮影されると思うけど・・・それから『アベンジャーズ』かな。本当にわからないよ」

その間にレナーは、興味深い映画に出ると決めていた。すでに完成したJames Gray監督作品で、Marion CotillardとJoaquin Phoenixと共演の『Lowlife』、Al Pacino、Julianne Mooreと共演の『Imagine』、そして1970年代後半から80年代を舞台にしたFBIの囮作戦「Abscam」を題材にしたDavid O.Russell監督の作品だ。

彼は大作映画については、こう話している。「そういう映画はありがたいよ。だって自分が心配する必要がないからね。そして自分の製作会社(The Combine)とか、本当にやりたいことに集中できるんだ」

アクション映画のベテランとなった彼は、ゾンビやエイリアンや、トム・クルーズとも戦ってきた。しかしレナーの内なる子供の部分が、魔女たちを八つ裂きにしろと言ったかのようだ。

「ストーン・サークルの儀式のシーンでは、すごいことになるんだよ」

彼は、作品の中でヘンゼルが直面したもっとも強烈なバトルシーンをこうコメントした。

「想像してみてよ。魔女が四方八方から飛んでくるんだ。それも現実にだよ。ワイアー・アクションで撮影したからね。そして僕が崖から駆け下りて、銃をぶっ放す」

レナーは、魔女たちに取り囲まれつつも、彼女らを火祭りに上げる様を説明してくれた。

「彼女たちはワイアーに吊り上げられて、飛び回るんだよ。僕らは巨大なスタジオで撮影をしたんだ。3階建ての岩場を作り上げたんだ。すごく楽しかった」

ほとんどの俳優は、自分たちの作品を「楽しい」「面白い」と言うように義務付けられているようだが、レナーは、本当に心から楽しんだようんだ。

「終わるのがさびしかったよ。あそこなら住んでもいいと思ったし。まるで西部劇なんだ。背中に所持品をしょって、馬に乗って、泥まみれになって・・・・シンプルな人生だよね」「実際、僕らは撮影セットの中で暮らしていた。だから映画の世界に住んでいたんだ。トロールもいれば魔女もいる。鶏や山羊を飼っていて、お祭りには豚の丸焼きを食べるような村人たちがいる。まさに大人のためのディズニーランドだったんだ」

ヘンゼルのワイルドな冒険は、石畳に叩き付けられたり、壁にぶち当たったり、木に吊り下げられたりと、散々なシーンもたくさんある。

「実際、すごくやっつけられたんだ。だけど編集ではかなりの部分がカットされた。というのもヘンゼルは強くなくてはならないから」レナーは笑った。

「とにかく、最後には最強の魔女との対決があるんだけど、そこでもめちゃくちゃにやられるんだ。それも好きなシーンなんだけど、編集でバランスをとるために、そこでもカットされた部分が多いんだ」

他のおとぎ話の実写映画化作品や自身が出演した『ハートロッカー』や『アベンジャーズ』と比べられることよりも、彼は時の流れに従うほうを選んだようだ。

「観てくれた人たちの反応にすごく満足しているよ。それが映画つくりの目的だからね。そしてもっとも重要な点でもある。映画館に足を運んで、楽しんでほしい。できたら、観終わって映画館を後にする時、笑顔が浮かんでいたらいいなと思うよ」


****

ジェレミーが撮影を楽しんだ、本作、あらためて日本での公開を望みます!

posted by dovescookies at 15:57| Comment(12) | Interviews | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
鳩さんの観賞記を読ませて頂いただけで、笑顔になりました。
ジェレミーの望むように、映画館で笑顔を浮かべたいです。お願いします。
Posted by mika at 2013年04月13日 19:34
mikaさま

鳩のへっぽこ鑑賞記で、笑顔になって頂いたなんて恐縮です。
アメリカ版のDVD、Blu-rayが6月に発売ですが、できたら、大スクリーンで見たいものですよね。受理された嘆願書、どうなったでしょう。。。。
Posted by 鳩さぶれ at 2013年04月13日 22:52
そーですよね、やっぱり映画は映画館で観たいです!
そのあとDVDやBDで楽しみたいんです。
なんて思うのはわがままなことなのかなー?
最初日本でも公開予定だったから、よけいに映画館で観たいって思っちゃってます。
Posted by 海藍 at 2013年04月13日 23:43
そうですよー。当初の予定だともうスクリーンで観れてたのに…(泣)
公開日まで決定してて撤回するなんてあんまりですよね(>_<)
急遽公開決定!!ってニュースが流れないかな(^_^;)
Posted by じぇれこ at 2013年04月14日 00:01
海藍さま

アメリカも映画館離れが甚だしいと聞いています。でも映画人にとっては大スクリーンで見てもらうために映画を作っているんですものね。はじめからDVD向けに作るなんてありえない。映画館で楽しんでDVDで画面止めたりしてゆっくり楽しむってのが理想だと鳩も思います。1年遅れでもいいから、映画館で公開してほしいですよね。
Posted by 鳩さぶれ at 2013年04月14日 13:05
じぇれこさま

本当におっしゃるとおりで、公開日まで発表しておきながら、公開中止って何なのそれ?って感じでしたからね〜。。。嘆願書への返答はまだ来ませんが、どうにか日本公開されることを願ってやみません。
Posted by 鳩さぶれ at 2013年04月14日 13:07
御忙しい中での翻訳をどうもありがとうございます。
ジェレミーが撮影を楽しんだ様子が伝わってくるインタビューなのに、日本では今時点では観られない作品なんですよね(T_T)
どのような形でもいいから、早く日本上陸して欲しいです〜^^;
Posted by 美月 at 2013年04月14日 20:58
美月さま

こちらこそ2ヶ月以上もお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。ぺこり。
ジェレミー、本当にこの作品を子供のように楽しんだ様子が目に浮かぶインタビューでした。
続編に出るのか?という声もありますが、これだけ、気に入っていたら、出ないはずはないと信じています。またGemmaさんとの息のあった兄妹ぶりを見せていただきたいです。
それと、1作目の日本上陸ですよね!!
(ぷんぷん)
Posted by 鳩さぶれ at 2013年04月14日 23:16
三度目まして〜(*^_^*)
いつも翻訳ありがとうございます。

ジェレミーの最後のことばに、じんわり来ました…一映画ファンとして、こちらも嬉しくなってしまいました。
Posted by Rima at 2013年04月16日 23:16
Rimaさま

こちらこそ三度目まして、コメントありがとうございます。

ジェレミーの最後の言葉、洋画ファンである私たち日本人にじーんときますよね。
ぜひ配給会社さまには、弱腰にならず、積極的に洋画をアピールして頂きたいと思います。
Posted by 鳩さぶれ at 2013年04月17日 00:01
いいインタビューですねぇ。
鳩さぶれさんの鑑賞後のレポを思い出しながら
改めて、この映画は映画館で…だよなぁと。
ジェレミー、住みたいと思うほど
楽しい撮影だったんですねぇ。
やー、映画館の大きなスクリーンで見たい。
Posted by たぬき at 2013年04月17日 08:21
たぬきさま

いつぞやの記事では、ジェレミーはこの作品のPRにあまり乗り気じゃない的なことを書かれていましたが、とんでもないって内容のインタビューでしたね♪
住みたいと思うってよっぽど楽しかったんでしょうね〜。Gemmaさんとの相性も良いようで、続編がこちらも楽しみに♪♪
やっぱり映画は映画館ですよね〜
Posted by 鳩さぶれ at 2013年04月17日 14:32
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